水平にすると屋根の雪はどれほど少なくなるのか。
山形県長井市致芳小学校の体育館(昭和54年6月竣工)で観察してみたところ、屋根の雪はいつもグランドの半分ぐらいになっていました。
同時に外気温との関係も記録してみたら、気温がマイナスの時ほど上と下の積雪の差が大きくなっていました。
永井さんは、この観察結果から気温が低くなれば雪が乾燥状態になり、風で飛びやすくなるということを確信した。
永井さんは、「一般に北海道の雪は乾燥しているのに対し、山形の雪は湿っぽいと考えられているが、雪の乾燥は地域には関係なく気温にのみ関係しています。
山形の冬もマイナス気温が60日は続くので風の作用を受けやすい」と地元の山形新聞に書いています。
福井大学工学部建築科は、昭和55年の冬に3ヵ月にわたって地上と屋上の積雪量を比較してみた。
建物は鉄筋コンクリート造で、屋根は陸屋根、地上高4メートルであるが、結果は、屋上が常時地上の90パーセントだったといいます。
福井と山形の雪質や気温、風の差を比較しなければよくはわからないが、永井さんのデータを判断するのに興味ある調査結果です。