NTTは毎年全国タウン誌フェスティバルを行なっているので、タウン誌が集まるのだ。
タウン誌は形が不揃いだし、薄いものも多くて、本棚にそのまま並べると倒れてしまう。
そこで、ここでは緑色の幅一〇センチくらいの箱を本棚の棚にたくさん置いて、
その中にタウン誌を入れている。
大きくて厚みのあるものはそのままで、箱と箱の間に挟んである。
『アサヒグラフ』並みに大きくなるとクルクルとまるめてしまう。
というわけで、小さな雑誌や薄い雑誌や大きな雑誌がゴチャゴチャと多いので、普通の図書館とはかなり違った雰囲気である。
国立教育会館は上野の寛永寺の近くにある。
三階のタウン誌の置いてある小さな部屋は電気が消えていたので、私はスイッチを押した。
閲覧者も係の人もいない、ちょっと寂しげなところである。
しかし、〈ウーン、スゴイ量だ〉と唸ってしまうほど、全国のタウン誌が本棚の中には詰まっているのだ。
テーブルに置かれた一覧表を見ると七〇一誌(一九九一年六月現在)もある。
集めるのに大変だったんじゃないかと思ったら、NTTから寄贈されたものだった。